ダブルクレンザック・シングルクレンザックのロッド角度調整
- 川村義肢東京本社
- 2018年2月11日
- 読了時間: 2分
更新日:2018年5月19日
金属支柱での代表的な足継手、ダブルクレンザック、シングルクレンザックの角度調整方法をあげます。この調整はご利用者様はなさらずに、必ずセラピスト様が行ってください。
最近の理学療法士の国家試験にもこの角度調整の設問が出ていましたね。
セラピスト様にはご存知かと思いますが、改めてご説明いたします。
*足継手について
金属支柱の場合、足首のところに継手が付いています。
その継手の種類により、角度調節ができるものがあります。

*ダブルクレンザックとは
・・・両側に調節機構がついているもの
おもに7mmの六角スパナでナットを調整(もしくはモンキーレンチ)

*シングルクレンザックとは
・・・片側に調節機構がついているもの
おもに8mmの六角スパナナットを調整(もしくはモンキーレンチ)
*ロッドとは
底背屈の角度を制限や固定にする際に使います。
マイナスドライバーの入る筋のある棒のことで、角度調整後、ナットでロッドを固定します。ロッドとナットのみで使用します。
*スプリングとは
底背屈の角度を制動や補助にする際に使います。
角度の調整はできません。
(K215なら)ボール→スプリング→イモねじ で使用します。
ロッド角度調整方法
底屈角度を変えるなら後方のロッドを留めている六角ナットをスパナで緩めます。底屈角度を変える際は最大背屈位でゆるめるとロッドやナットが動かしやすいです。
ロッドをマイナスドライバーで緩めます。
ロッドを任意の角度に調節し、六角のスパナで六角のナットを締め直します。
【使用した工具】

六角スパナ

モンキーレンチ
マイナスドライバー
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